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Practice of GD.findi

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第4回:必要な初期在庫量を求めよう!
~GD.findiで見える中間在庫量とは?~

前回(中間在庫モデルを作ってみよう!在庫量モデルを作成する)では、 GD.findi の初期在庫を用いて後工程の手待ちをなくす方法をご紹介しました。 また、当然のことながらこれに伴い、中間在庫量が増えてしまうことも確認することができました。

今回は、工程間の能力差に対して「中間在庫量が増えすぎていないかどうか」、すなわち、後工程をフル稼働させるために、「どれくらいの初期在庫が必要なのか」を求めてゆきます。

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前回の Tech Magazine で作成した GD.findi モデルを使って中間在庫量を確認します。
前回の Tech Magazine はこちらをご参照ください。
第3回 中間在庫モデルを作ってみよう!在庫量モデルを作成する
(http://www.lexer.co.jp/techmagazine/techmag003)

① モデルのオープンとレンダリング実行
GD.findi にアクセス、ログイン後、前回のモデルをオープンし、 オープンしたモデルでレンダリングを実行します。
※ 新規ウィンドウで最初にレンダリングを行う場合は、先に [Reactorの起動] ボタンをクリックして、 [Reactor] タブを表示させてください。

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② 中間在庫量の推移の確認
中間在庫置場の在庫数の推移を部品別に見てみます。
※ 在庫推移データは GD.findi のログファイルから生成

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横軸 : 時間、縦軸 : 在庫数
partA : 部品 A 、 partB : 部品 B 、 partC : 部品 C 、 partD : 部品 D

各部品の在庫数の時間推移が表示されます。
※ 部品 A と部品 C は同じ在庫推移のため、重なって表示されています。

これより、生産終了時の中間在庫置場に、各部品が残っていることが分かります。

③ 初期在庫の変更 では、 GD.findi で中間在庫における部品 A の初期在庫を減らしてみましょう。
ステーション「中間在庫置場」の部品 A の [初期在庫] の [部品数] を、半分の “20” としてみます。

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再度、レンダリングの実行 → ログデータから在庫推移データを生成
を行って在庫の推移を確認してみましょう。

在庫推移グラフを見ると、部品 A の在庫量が少ない状態から減少する様子が見えます。
しかし、生産終了時点でもまだ部品 A が残っていることも分かります。

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では、部品 A の初期在庫をさらに半分の “10” としてみます。
部品 A の初期在庫が 10 の時は、後工程の処理能力に部品 A の供給が間に合わず、手待ちが発生してしまうことが [Production Cockpit] 画面などからも分かります。

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マテリアルフローで稼働状態を見ると明らかです。
マテリアルフローは [ツール] → [マテリアルフロー] をクリックすると表示されます。
稼働状態は、 [マテリアルフロー] 画面の [Station] 、 [Expand] 、 [Hide] チェックボックスをそれぞれ ON にすると見やすくなります。
[中間在庫置場] の稼働状態を見ると、非稼働(ピンク色)の部分があることが分かります。

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④ 必要な初期在庫の決定
部品 A の初期在庫は 10 個では不足してしまいました。
これらから部品 A は最低でも 11 個以上、生産終了時に余らないようにするためには 19 個以下が望ましいことが分かりました。

このように、部品 A の初期在庫を、結果を見ながら増やしたり減らしたりして、必要な初期在庫数を絞り込んでいきます。
すると、部品 A の初期在庫は 15 個であれば過不足なく生産できることが分かります。

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⑤ 全部品の必要な初期在庫の決定
部品 A と同様に、部品 B 、部品 C 、部品 D の余らない程度に必要な初期在庫を求めます。
すると、それぞれ次のような量が求まります。
『部品 B : 8 個、部品 C : 15 個、 部品 D : 22 個』

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以上のことから、
部品 A と部品 C は 15 個、部品 B は 8 個、部品 D は 22 個
の初期在庫があれば、後工程の手待ちも、生産終了時の中間在庫の残留個数も 発生しなくなることが分かりました。

第 2 回から 3 回にわたって、中間在庫量の決定プロセスをご紹介してきました。
今回ご紹介したモデルは、単純な生産システムのため、簡単な計算で求まる場合もありますが より複雑なモデルに対しても、今回と同様に在庫推移を観察し、初期在庫量を変動させることで、後工程の手待ちの発生を防ぐことができます。

また、次回からは、別の問題に対する GD.findi の活用方法をご紹介いたします。
なお、 GD.findi に関する詳細は下記ヘルプページをご覧いただくか、 GD.findi サポートまでお問い合わせください。

ヘルプページ:https://www.gdfindi.com/ja/support/help/
サポートメールアドレス:gdfindi_support@lexer.co.jp

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